進捗のようなもの

やったこと書きます

BlueqatでCirqバックエンドをつくってみた

はじめに

年末恒例のアドベントカレンダー量子コンピュータ関連の記事がたくさんアップされていて、2019年のまとめのような感じもしてとても参考になります。今回は、アドベントカレンダーで見つけた記事を参考にBlueqatのバックエンドをつくってみたいと思います。

Blueqatの開発者であるgyu-donさんの記事です。
qiita.com
この記事ではIBMのQiskitのバックエンドの実装方法が紹介されていますが、ここではGoogleのCirqを利用するバックエンドを作ります。

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Qiskitで量子フーリエ変換(QFT)やってみた

はじめに

IBM Quantum Challenge 2019に参加してからもっと量子コンピュータを学びたいと思い、最近はQuantum Native Dojoで勉強しています!!

dojo.qulacs.org

量子状態の理論を復習しつつ、量子アルゴリズムを理解できるので自分にとても合っているページです。
今回は第2章に出てくる量子フーリエ変換(Quantum Fourier Transform, QFT)をQiskitで実装してきます。

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IBM Quantum Challenge 2019 振り返り(最終週)

最終週を振り返っていきます。

第3週までやってきたことをフル活用する課題となっていました。 これまでの課題と違って解答例がなく、自力が試されます。

私は、力足りず解答をサブミットできませんでした!
悔しいので、この振り返りで今後の糧にしていきます。

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IBM Quantum Challenge 2019 振り返り(第3週)

第3週の課題を振り返っていきます。

第3週 GroverアルゴリズムでMAXCUT問題

量子ゲートをグラフに応用した課題です。最終週への基礎を固める問題にもなっています。

量子コンピュータ初心者として、グラフ問題は量子アニーリングで解く印象を持っていましたが、量子ゲートでも解けました。 この問題を量子アニーリングでの実装にチャレンジするのも面白いかもしれないですね。

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IBM Quantum Challenge 2019 振り返り(第2週)

第2週の課題を振り返っていきます。

第2週 Grover(グローバー)のアルゴリズム

グローバーアルゴリズムは探索問題を解く量子コンピュータアルゴリズムです。 反転操作を繰り返し行う過程が、量子センシングのスピンの位相反転させる操作と似ていて、すんなり理解できました。

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IBM Quantum Challenge 2019 振り返り(第1週)

2019年9月16日〜10月14日に開催されたIBM Quantum Challenge 2019 に参加しました。

https://quantumchallenge19.com/ja/quantumchallenge19.com

大学では量子センシング(NVセンター)を研究してましたが、量子コンピュータはちゃんと勉強したことがなかったので、いい機会だと思って(流行りに乗って?)参加してみました。

このコンテストは1週間毎に課題が提示され合計4問の課題にチャレンジします。第1週目のチュートリアルからだんだんと難易度が上がっていくので非常に取り組みやすくて良かった。

ランキングを争う第4週の課題は力及ばず解くことができませんでした。 今後のために、各問振り返って行きたいと思います。

各問はこちらで確認できます。

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ハイパースペクトルイメージをサポートベクターマシンでクラス分類

ハイパースペクトルイメージ(HSI)の各ピクセルごとのスペクトル情報から機械学習でクラス分類させます。

ここでは、2次元画像の情報(形状、分布)等は学習に使わず、スペクトル情報のみで学習します。

前回はランダムフォレストを使って分類しましたが、今回はサポートベクターマシン(Support Vector Machine, SVM)を使って分類します。

↓ランダムフォレストの記事 sjsy.hatenablog.com

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